奥多摩三山の一つ、御前山は檜原村の北にある標高1,405mの山を登るコースです。江戸時代の佇まいを残す萱葺屋根の住宅や、縄文時代の遺跡など、歴史も感じられます。春にはツツジなどの花が咲くのでお花を楽しむ道としてもおすすめです。
お手洗いは、小林家住宅と御前山避難小屋、小沢バス停付近にあります。
下山口の「小沢」は現在、「おもちゃ美術館」と「じゃがいも焼酎工場」を建設している地域です。
距離
約15.2km
時間
約6時間
御前山
①藤倉バス停から春日神社を経て小林家住宅に向かいます。序盤が急坂で滑りやすのでご注意ください。小林家住宅から裏手の登山道を登ると、住宅を上から望めます。
②小林家住宅からさらに30分ほど登ると縄文期の縦穴式住居が出土された仲の平遺跡の碑があります。
③その先の小河内峠から惣岳山へは1時間ほどの上り道。途中、二手に分かれる分岐点を左に進むと、大ブナ尾根と奥多摩湖を望めます。こちらの道はやや険しいので、分岐点を右に進み、三叉路を左に折れて展望スポットへ回り込むこともできます。
④さらに登ると惣岳山山頂へ到着します。御前山へはここから20分ほどです。
⑤御前山山頂を経て下山ルートへ。比較的なだらかな道で、湯久保山を経て約3時間で「小沢」バス停へ出ます。
※冬の登山について
檜原村の山々は標高1,000~1,500mです。
いわゆる冬山登山のような重装備ではなくても歩くことができます。冬は木々の葉が落ちて見晴らしが良くなります。
しかし、標高が低くても北斜面が多く一回雪が降るとなかなか融けません。軽アイゼン(4本爪)もしくは一般に販売されている滑り止めなどをご用意下さい。また、防寒着およびヘッドライト(日が暮れるのが早いため)を念のためご用意下さい。