2022年 新緑の神戸岩

Kanotoiwa in the season of new green leaves

ライター:檜原村観光協会(鈴木彩瑛)

紅葉時期の美しさに劣らない新緑の神戸岩

神戸岩は紅葉の名所としてよくご紹介しています。紅葉の名所ということは、秋に紅葉し冬には落葉する木が多いということです。冬に落葉した木は春になると新たに芽吹きますが、芽吹きの時期の神戸岩は紅葉に負けないほど美しい景色を見せてくれるのです。

神戸岩は火打石にもなるチャートという岩石でできていますので、そんな硬い岩に生え、毎年新たな芽を出す植物の生命力に驚かされます。

明るく神秘的な空間

神戸岩自体、そして神戸岩での過ごし方は季節によってわかりやすい変化はありません。他に観光地としてよく紹介する滝は、冬には水量が落ち着き周辺の景色も寂しくなってしまうので、やはり冬は閑散とします。

しかし神戸岩の巨大さや神秘性は季節に影響されませんし、木々が葉を落とす時期はむしろ岩の全貌がより見えやすくなるので冬こそおすすめの時期でもあります。

そうは言っても、やはり新緑の時期はその季節ならではの景色が待っています。

特に楽しんでいただきたいのが、渓谷歩きを進めて戸の先が見える瞬間です。岩の間からモミジを中心とした木々の明るい緑が出迎えてくれます。

神秘的な空間に自然の色が創り出す明るさが加わるこの景色は新緑の時期だけの魅力です。

神戸岩は岩場を歩くので足元が不安定ですが、何度も行っていると慣れてきます。(少しくらい早歩きをしても大丈夫です。決して真似しないでくださいね。)

しかし、今回新緑の時期に行ってみたところ前や上の景色が美しくつい見とれてしまうので、足元がおぼつかなくなってしまいました。

渓谷を抜けるとゴロゴロとした岩の間を流れる沢が続きます。大小様々な植物が生えているこの場所は、どこを切り取っても眩い新緑と清流が美しく何時間でも過ごせる気がします。

苔むした岩を観察したりしばらく水の音を聴いたり、日頃の忙しさを忘れて自然に体を預けるのも良いですね。

神戸岩の植物は岩に生えて太陽の光を求めて強く生きています。上を見上げてみると根元の立ち上がり方や枝ぶりに強い生命力を感じます。

場所によって異なる檜原村の季節感

新緑の時期はあっという間で、暖かさが増すにつれてどんどん緑が濃くなってゆきますが、檜原村は標高差があるので季節の変わり目は場所によって季節感が異なります。

例えば、神戸岩には4月下旬に行きましたが都道沿いでは散っていることが多いヤマブキが綺麗に咲いていました。

もっと標高の高い山の上はまだ新緑が楽しめると思いますので、過ごしやすいこの時期は登山もおすすめです。檜原村ではいつでも「今だけの出会い」がきっと見つかります。

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