• Top
  • コラム
  • 東京都指定天然記念物「神戸岩」の魅力

東京都指定天然記念物「神戸岩」の魅力

ライター:檜原村観光協会(鈴木彩瑛)

檜原村の代表的な観光スポット

檜原村に初めていらっしゃる方へのおすすめとして代表的な場所は「払沢の滝」ですが、同じぐらいおすすめしているところが、「神戸岩」です。兵庫県の神戸市と同じ漢字を書いて、「かのといわ」と読みます。

名前の由来には諸説ありますが、扉のように開きかけている岩の延長線上に神社があることから、ここを神域への入口とみたてて、神の戸、と言うようになったと言われています。

檜原村では当たり前のように神戸岩を観光スポットとして紹介していますが、岩とだけ聞くとどのようなところかわかりませんよね。

「檜原村の滝を見てきた~」はイメージができますが、「檜原村の岩を見てきた~」と聞いても、「岩って何だろう、ゴロゴロした岩があるのかな?巨大な岩なのかな?」とあまり具体的に想像できないのではないでしょうか。

簡単に言えば、長い年月をかけて自然が創り出した巨大な岩とその周辺の珍しい景色が楽しめる場所なのですが、今回はそんな神戸岩の魅力をたくさんの写真とともにお伝えしたいと思います。

神戸岩周辺の環境

神戸岩は、「神戸(かのと)」という集落の奥にあります。最寄りのバス停は「神戸岩入口」というバス停で、入口と言っても神戸岩へ続く道の本当に入口なので、歩くと40分ほどかかります。

神戸集落は神戸川に沿って民家や釣り場、キャンプ場があり、ご家族でのキャンプに最適な場所です。神戸川を上流へさかのぼるように進むと、キャンプ場の神戸園とロッヂ神戸岩の間あたりで、赤井沢と水の戸沢が合流しています。神戸岩へは、林道をそのまま赤井沢に沿って進みます。

神戸川は水深があまり深くなく、お子様の川遊びにもおすすめな場所ですが(川遊びをする場合はキャンプ場などを予約してお越しください。)、上流は岩がかなりゴロゴロとしています。

いざ、神戸岩へ!

沢沿いに進んでいくと、駐車場とトイレがあります。車やバイクでお越しになる際はここに駐車してこの先は歩いてお楽しみください。

神戸岩は高さ約80mの巨大な岩なので、全景はこの駐車場のあたりから見ることができます。モミジの木が多く、秋は紅葉スポットとしても人気です。

少し坂になっている舗装された道路を進むと、もう一つ看板が現れ、「渓谷歩きはこちらから」という案内があります。ここのガードレールの脇から段差を降りて、神戸岩の中へと行くことができます。

この先、足場が狭く不安定になるので、両手は空けた状態で進んでください。滑りやすい靴で歩くのは大変危険です。

さっそく目に入るのは、木でできた橋(というか板?)、はしご、そして迫力のある滝です。峡谷になっているので水量が多く、大きな音を立てて水が流れています。足元に気をつけながら橋を渡り、はしごを登ります。

はしごを登りきると、岸壁の間の神秘的な空間に入ります。夏でも涼しい風が通り、ここが東京都内であることを忘れてしまう瞬間です。そんな自然の神秘に感動しながら、冒険気分も高まります。

鎖をつたって岩場や鉄格子の上を進みます。初めて行くときはドキドキして余裕がなくなってしまうかもしれませんが、できれば時々うしろを振り返ったり上を見たり、水の流れや岩の様子を観察してみてください。

透き通った水がとても綺麗です。そして、勢いよく流れる場所や穏やかに水が溜まっている場所、水の流れが創り出した岩の造形など、自然の力を感じることができると思います。

さらに奥へと進みます。

この渓谷にはいくつもの滝があり、水が流れる音が岩の壁に反響して自分が大自然に溶け込んでいるような感覚になります。

前が明るくなってくると、渓谷歩きはそろそろ終わりです。気を抜かず、足元は慎重に。

ゴロゴロとした岩や苔むした岩の横を通って、神戸岩を通り抜けます。

先ほどとは反対側から神戸岩の全景を見るとこんな感じ。岩の上にたくさんの木が生えていて、生命力の強さを感じます。

駐車場やバス停へは、岩の間を抜けた先にあるトンネルを通って戻ることができます。このトンネルも、硬い岩を削ってできているので、ゴツゴツとした壁が特徴的です。工事車両が通ることがあるのでご注意ください。

渓谷歩きを始める前の道に戻ってきました。

先ほど登ったはしごも見えます。

さっと歩くくらいであれば所要時間は15分程度ですが、混んでいないときはぜひ岩や水をよく見たり、自然の音を聴いたり、ゆっくり過ごしていただきたいと思います。

たくさんの人が一度に行くことが難しい場所で駐車場も少ないので、行楽シーズンの休日は駐車場や渓谷歩きは他の方と譲り合いながらお楽しみください。

神戸岩は冬も変わらず楽しめるところでもあるので、静かに神戸岩の魅力を感じたい方は冬がおすすめです。

きっと、一度来たら他の人を連れてまた来たい、と思っていただける場所だと思います。

他のコラムはこちら

人気記事 TOP3

  • 寒さ厳しい冬の檜原村。凍った滝が見られる?

    2021/12/27ライター:檜原村観光協会(鈴木彩瑛)

  • 浅間嶺から大岳山を望む

    檜原村の山歩きMountain walk in Hinohara village

    2021/03/12ライター:檜原村観光協会(鈴木彩瑛)

  • 檜原村の名物うの花ドーナツ。村思いのあたたかい豆腐屋さんを訪ねる

    2021/12/24ライター:檜原村地域おこし協力隊(土井智子)

最新記事 TOP5