春の浅間尾根で出会える草花

ライター:檜原村観光協会(鈴木彩瑛)

檜原村の東西を走る「浅間尾根(せんげんおね)」は初心者でも楽しめる人気のハイキングコースです。時間や体力に合わせて上り口、下り口を選ぶことができます。

山で出会える季節のお花は、ハイキングの楽しみのひとつですよね。今回は4~5月にかけて見られる草花をご紹介します。

まずは、すみれ。小さく可憐な花を咲かせます。日本に自生するすみれは約60種類もあるそうです。色は紫、白、黄色などがあります。花びらは5枚。葉っぱの形は丸っこかったり長かったり、様々です。

タチツボスミレ

タチツボスミレは個体数も多く身近なお花。葉は丸みを帯びたハート形でかわいらしいです。野生のスミレを見つけたら「え~っとこれは、タチツボスミレかな?」と言ってみると大体合っているかもしれません。

 

シロバナナガバノスミレサイシン

ナガバノスミレサイシンは、その名の通り長めの葉っぱをもつすみれです。樹の根本でとても可愛く咲いていました。葉っぱには光沢があって綺麗です。また、少し暗めの場所に咲いているので、白い花が目立って可愛いです。

 

エイザンスミレ

エイザンスミレはすみれにしては珍しく葉っぱが細く裂けています。種類の多いすみれですが、こちらは覚えやすいですね。

すみれの全般的な花言葉は「謙虚」「誠実」「小さな幸せ」。浅間尾根を歩くと可憐に花を咲かせる可愛らしいすみれに出会えるのでまさに小さな幸せを見つけた気分になります。

お次はちょっと変わった植物。

マムシグサ

マムシグサ、なんとも可愛くない名前です。まだら模様がマムシを連想させることからこの名前がついたようです。サトイモの仲間ですが、毒があります。似ている植物で、ウラシマソウというのがありますが、そちらは浦島太郎が釣り糸を垂らしているように見えるという、細長いひも状のものが伸びています。見つけたらよく観察してみてください。

 

ハシリドコロ

ハシリドコロ、こちらも有毒。食べてしまうと幻覚などの中毒症状が出て泣きわめきながら走り回ることからこの名前がついたと言われています。とても恐ろしい。そんなハシリドコロですが、実はナスの仲間で、お花の見た目もナスっぽい気がします。でも危険な植物なので、むやみに触らないでくださいね。

 

ヨゴレネコノメ

最後はヨゴレネコノメ。汚れ猫の眼・・・。なんだか不名誉な名前。葉っぱが汚れているように見えるからだそうですが、よく見てみると葉っぱがグラデーションになっているところや左右対称なところ、魅力的に思えてきます・・・よね?檜原村の山では汚れていないネコノメソウも見られますので、ぜひ探してみてください。

 

浅間尾根への登山道

浅間尾根は石畳のようになっている道や見晴らしの良いところなど、魅力がたくさんあります。古甲州道や甲州古道とも呼ばれ、戦国時代以前の武蔵国と甲斐国を結ぶ物資交流のための重要な道でした。たくさんの人や馬が歩いてきた歴史ある道で、自然に癒されながら季節のお花に出会う旅、いかがでしょうか?

 

新型コロナウイルス感染拡大に伴う緊急事態宣言中、またはそれに準ずる場合においては、不要不急の来村はご遠慮ください。

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