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大嶽神社

Odake Shrine

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「寛文水帳」に、御朱印地十五石が蔵王権現免として記されている。「風土記」にも、蔵王権現としてかなり詳しく記されている。祭神は広国押武金日尊(蔵王権現、安閑天皇)と言われ、天平19年丁亥(747)の造立と伝えられている。

慶長年間と嘉永3庚戌年(1850)9月22日に、累代神職の吉野家が火災にあい古記録等焼失して詳しいことはわからないと言われる。明治3年4月に大嶽神社と改称し、同40年6月4日に、八坂神社、神明社、貴船社を合祀し、さらに同41年11月2日に熊野、日枝両社を合祀した。このために祭神教も多くて、大国主命、少彦名命、日本武尊、広国押武金日天皇、源家康朝臣、速須佐之男尊、櫛名田毘売神、大日霊貴尊、国常立尊、伊奘諾尊、伊奘冉尊、猿田彦命となっている。

古くからの山岳信仰に基づく社のようで、「風土記」にも多くの施設、名所等が記録されている。武蔵野開拓の出百姓とも関係して、昭和初期あたりまでは、三鷹市方面までも、神札が配られたそうでさる。

境内末社には、左十九柱神社と右十九柱神社があり、多くの神々が鎮座されている。名高い名山に足を入れると現在でもその霊気に心を洗われる感じで、先人の心もさこそと頷かれるようである。社の脇のヒノキは村指定の天然記念物になっている。

名称

大嶽神社

所在地

白倉の大嶽山山頂付近

行き方

「白倉」バス停から大岳山の登山道を徒歩約2時間。バス停から徒歩10分ほどのところに里宮がある。