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欲しくなるお土産や野菜がいっぱい。「山の店」へ行ってみよう!

ライター:土井智子

武蔵五日市駅から都道を走って檜原村に入り、ほどなくすると、右側に神社のように美しい木造建築見えてくる。建物はなんと公衆トイレで、ベンチなどもあり、山に囲まれた秋川の流れを眺めることがきる。駐車場をはさんで向かい側には一軒お店があり、店内から軒先まで所狭しと特産品や野菜、山野草が並んでいる。週末にはたくさんの観光客でで賑わう、檜原村のおみやげ処「山の店」である。

珍しい山野草が手に入ることも

お店の方に売っている野菜や山野草の名前を聞いたところ、すぐに笑顔で答えてくれる。檜原村は山間にあるので、めずらしい山野草が並ぶこともある。似ている種類の山野草もあるので、覚えるのは大変だそう。

「売っている人が知らないわけにはいかないですもんね。昔は分からないものばかりだったけど、納入してくる人に聞いて、一生懸命覚えたんです。」

山野草の名前や、持ってきた地域の方のエピソードを聞くと、ここで過ごす時間はぐんと豊かになる。

檜原村や周辺地域の野菜やお土産がたくさん

取材時に来店したいた観光客の方は、近隣地区に遊びに来た方だったが、帰り道とは逆方向にも関わらず、この山の店を目指して来たという。檜原村だけでなく、近隣地域のお土産や野菜、山菜、工芸品、地酒なども取り扱うため、品数は檜原一と言っても良いほど。見るだけでも楽しい豊富な商品と、四季折々の野菜や山菜との出会いを期待しているお客さんも多いようだ。

生産者がいる限り続ける

お店は先代のお父さんが、仲間たちと村のじゃがいも焼酎やお土産品を販売して広めようと始めた。今はその思いを引き継いだご家族で運営している。

お邪魔した当日、村民の方やお隣・あきる野市の方が野菜を納入しに来ていた。その日に収穫されたような新鮮な野菜が多く、ここに来れば、いま村で何が収穫されているか分かる。自分の畑で作った野菜のうち、家族や親戚に配りきれないものを直売所で売る地域の方々も多い。「私たちがやっているのは販売ですから、こうやって地域の人が、野菜や商品を持ってきてくれないとできない仕事なんです。だから販売してほしいと持ってきてもらえるのは有難いですね。」

村の人も、自分の作品ともいえる野菜やお土産品を販売できる場所があるというだけで、普段の畑仕事にも力が入る。そんな地域の生きがいづくりにも貢献しているのが「山の店」なのだ。檜原村や近隣を訪れたときには、ぜひ足を運んでみていただきたい。

山の店

営業時間 10:00~17:00
定休日:火曜日

詳細は檜原村観光協会ホームページより
https://hinohara-kankou.jp/spot/yamanomise/

 

ライター:元檜原村地域おこし協力隊・土井智子

2019年に千葉より檜原村に夫婦で移住し、地域おこし協力隊として活動した後、2022年4月より古民家カフェ晴ノ舎を運営。

https://www.instagram.com/harenoya.tokyo/

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