好評の「スニーカーで行ける!」第2弾
これまで檜原村の人や文化、檜原村での過ごし方が伝わるようなコラムを公開してきましたが、秋川渓谷の散策コースを紹介したコラムの閲覧数が他のコラムより多く、都心から気軽に来ることができる檜原村は、「特別なアウトドア用の準備をせずに楽しめる場所」として多くの方に来ていただけているのだなと感じています。
そこで、スニーカーで行ける場所をシリーズでお届けしたいと思います!今回は都民の森内にある「セラピーロード 大滝の路」です♪
(本当はもっとご紹介したいところがあるのですが、大自然の中ということで付近で工事をしていたり安全面の整備が追い付いていなかったりと、ご紹介できるまでに時間がかかっております。。。)
都民の森は武蔵五日市駅から約30km
「セラピーロード 大滝の路」がある檜原都民の森は、JR武蔵五日市駅から約30kmのところ、檜原村の南谷を奥多摩町方面に進んだ奥にあります。
バスはJR武蔵五日市駅から出ており、1日に数本、直通便もあります。直通でない場合は終点の「数馬」バス停で連絡バスに乗り換えます。時刻表は都民の森のウェブサイトをご確認ください。バスの運行期間は、4月~11月は休園日を除く毎日、そして3月の土・日・祝日です。12月~2月は運行せず、3月も平日はバスがありませんのでご注意ください。
バスでも車でのドライブ時間は約1時間。東京都の西の端っこに行くことになるので少し時間がかかりますが、だんだんと町から山へ入って、いくつものカーブを曲がり山を登っていく様子をお楽しみください。乗り物酔いがご不安な方はあらかじめ酔い止め薬を飲んでくださいね。
JR武蔵五日市駅が標高189m、あきる野市と檜原村の境が標高224m、そして都民の森は約1,000m。ドライブ中に800mも標高が上がります。気温も数度低くなりますので、防寒対策はしっかりしてください。
スニーカーで行ける場所ですが、雨上がりなどはぬかるんでいる場合があります。滑りにくく、汚れても大丈夫な靴でお越しください。
1枚目が檜原都民の森の駐車場、2枚目が管理事務所がある森林館付近から木工センターを見た景色。このあたりの紅葉見頃は例年10月下旬~11月のはじめ。上の2枚の写真は、2021年11月2日に撮影したものです。
駐車場からは10分ほど階段を登る必要がありますが、檜原都民の森では駐車場と森林館の間で電気自動車による無料送迎も行っております。どなたでもご利用出来ますので、利用の際は駐車場警備員にお申し出ください。
ただ、三頭山に登山に来られる方が多く山の空気を吸いながら良い運動になりますし、階段を登る方がほとんどのように思います。
都民の森 森林館
管理事務所のある森林館には、管理事務所の他、都民の森で出会える動植物についての展示パネル、レストランとちの実、お手洗いなどがあります。木工センターでは木工体験もできます。ぜひお立ち寄りください。体験は事前に予約が必要なものがありますので、ご興味のある方は都民の森のウェブサイトを確認してから予定を立ててくださいね。
セラピーロード 大滝の路
管理事務所の横からセラピーロード 大滝の路が始まります。
足元にはウッドチップが敷かれていて、とても歩きやすいと評判です。たまにウッドチップの補充があり、補充された直後に行くと木の香りが漂ってより癒されます。
セラピーロードは森林館から三頭大滝という滝までの道で、全長1km、片道約20分の道のりです。途中で眺めの良い場所があったり、足を止めると鳥のさえずりが聞こえたり、スタスタと歩くのではなくゆっくり歩くのがおすすめです。
都民の森は紅葉スポットとしても人気です。
落差35m、三頭大滝
この大滝の路は、2007年3月に東京都内ではじめて森林セラピーロードに認定されました。針葉樹や広葉樹の大自然に囲まれ、終点にある三頭大滝は落差35m、檜原村で見られる滝の中で最大の高さの滝です。
滝見橋から見ることができ、季節ごとに本当に異なる表情を見せてくれます。特に冬は気温がかなり低くなるため流れる水が凍り幻想的な氷瀑となります。
大滝の路はここまでで、この先は三頭山の山頂へと続く登山道。ウッドチップではなくなりますので、登山用の装備で進んでください。
日々の生活でよく見ているパソコンや電車、ビルなどから離れて目の前の自然を素直に感じながら約20分森の中を歩くと少し頭の中がすっきりすると思います。
少し歩いたあとは、JR武蔵五日市方面へ戻る途中にある温泉、カフェ、お食事処などに寄ってぜひゆっくりしていってください。
このウェブサイトで紹介している場所のうち、数馬地区、人里地区、南郷地区のタグがついた施設が南谷にあり寄りやすい場所です。
移動時間は少しかかってしまうかもしれませんが、ご友人を誘ってカフェのかわりにドライブ中のおしゃべり、人が集まる場所へのお出かけのかわりに森林浴、たまにはいかがでしょうか?