■檜原村は、秋川に沿ったわずかな開口部(最東端)を除いてすべて尾根筋に囲まれています。さらに、村の中央を浅間尾根が横断しているために、実に多くの沢筋があり、奥まで幾つもの滝を擁する沢もあります。それらの滝の中で、アクセスにあまり危険が伴わずに観賞できる滝として、村民に親しまれてきた滝だけでも50箇所ほどあります。今後、なるべく多くの滝や水辺をご紹介したいと思いますが、道標などの整備がまだ追いついていない所もあります。ご不明の点は事前に観光協会にお問い合わせください。


                          滝のパンフレット
                         

払沢(ほっさわ)の滝】
日本の滝百選に入る払沢の滝は檜原村の滝を代表する名瀑で、通 年多くの観光客が訪れます。最下段(26m)の落ち込みにある深い淵はとても神秘的で、古くから大蛇が住むと伝えられてきました。


●払沢の滝入口バス停あるいは払沢の滝村営駐車場(無料)より、渓流沿いの遊歩道をのんびり歩いて約15分。
 払沢の滝の淵を覗く

 

 

払沢の滝パンフレット(PDF)

 

【天狗滝】
馬頭刈尾根の中腹にあり、天気の良い日には落下する水流が陽光を浴びて美しく輝きます。多くの滝が鬱そうとした谷間に存在するのに対して、この滝は広い天空の下にあり、滝の前で思わず弁当を広げたくなるような快適さがあります。テラスの先端に立てば眼下に払沢の滝を擁する瀬戸沢を見下ろすことができます。


●払沢の滝入口から1kmほど先にある千足のバス停げから舗装された林道を終点まで歩いて約25分。さらに沢沿いの山道を登れば10分足らずで滝が現れます。しかし、これは天狗滝のテラスから流れ出る滝で、天狗滝はこの滝の左を高巻いてからテラスへ下ります。下段にある滝と勘違いする方が多いので要注意!
天狗滝の直下にある通称「小天狗滝」の晩秋

(あや)滝】
綾という名
が示すように、繊細な流れが岩肌を音もなく滑り落ちる滝で、下の方では水流が泡を成すように見えることから“泡滝”という名もあります。滝の右壁面 には三郷不動明王と刻まれた石碑があり、その下に祠が
鎮座。檜原城が落城後に城主平山氏重の奥方が、ここに庵を結んで余生を過ごしたといわれています。


●上記、千足沢の天狗滝のテラスから登山道をさらに登り詰め、杉林の沢沿いの道を30分ほど歩くと左手に現れるのが綾滝です。そのまま登れば馬頭刈尾根つづら岩の下に出ます。滝巡りを兼ねたハイキングに最適ですが、つづら岩の手前では少し修験者の気分を味わえるかも…。

 


【九頭龍の滝】
古来、利用度が高い道が滝の横を通っていたために、この滝は「横道の滝」と呼ばれていました。1545年に長野県戸隠村の九頭龍神社から分社した九頭龍神社が近くに建立されてから、この滝に打たれて身を清める参拝者が増えはじめ、いつしか「九頭龍の滝」と呼ばれるようになったそうです。

●数馬バス停から都道を5分ほど登った右手に九頭龍神社があります。神社の前を通 り過ぎ、都道は大平の集落へ入る道を分岐して南秋川を渡りますが、この橋を越えた右手に九頭龍の滝へ下る道があります。九頭龍神社からはおよそ150mほどです。

 

 

 


【龍神の滝】
現在、この滝の上流部一帯は杉・檜の植林地帯に変貌してしまいましたが、昔は雑木と原野だったために動物も豊富で、水量 も多く、深い滝壺があったそうです。滝壺付近によくムジナが現れたことから「ムジナの滝」と呼ばれていたそうですが、あるとき三頭山に住む大蛇が川を下って現れ、滝の上で遊ぶ動物たちに目をつけました。それから大蛇は滝壺に潜んで上で遊ぶ動物たちを狙い、一気に立ち登っては動物をくわえて滝壺に引き込んだそうです。その姿がまるで龍のように見えたことから村人は「龍神の滝」と呼ぶようになりました。いつしか、動物たちも見かけなくなり、大蛇も姿を消してしまいましたが、「龍神の滝」という名は呼び継がれています。


●数馬、下平バス停より1〜2分。駐車場から下る場所に標識があります。その標識の脇から川へ下ると、対岸に滝が見え、橋を渡って滝の下まで行くことが出来ます。

【夢の滝】
周遊道路から観賞できる唯一の滝で、脇に滝の名称を刻んだ立派な石塔が建てられています。滝のスケールはあまり大きくありませんが、ゆるやかな傾斜をゆったりと流れる姿は優雅で、風情ある魅力的なナメ滝です。300メートルほど下流には九頭竜の滝、さらに下ると龍神の滝、上流の都民の森には三頭大滝があるので、併せて見学すると楽しい滝巡りになります。


●奥多摩周遊道路の数馬側ゲートを30メートルほど入った道路の左手にあります。


三頭(みとう)大滝】
落差約35メートルの滝が、足下の谷深く流れ落ちる様子が吊り橋の上から観賞できます。往復の遊歩道は眺望がよく、奥多摩の山稜を見渡しながら快適に散策することができるので三頭山に登るハイカーや、一般 の観光客で賑わう人気のスポットです。この区間は最近、セラピーロードに指定されました。

●「ひのはら都民の森」駐車場から徒歩10分で管理棟に着きます。この脇から木材チップを敷き詰めた遊歩道を15分ほど南へ歩けば、三頭大滝の前面 に架かる吊り橋に着きます。

吉祥寺(きちじょうじ)の滝】橘峡
南北秋川の合流地点から南に吉祥寺の滝まで遡る区間、およそ450mほどは、巨岩や浸食された岩盤が連なり南秋川屈指の渓谷美が続きます。吉祥寺の滝はその上流部にあたり、奥行き20m、落差4m、3段の滝です。

●檜原村役場前のバス停の先に橘橋の信号があります。この橘橋の上から南を見下ろすと木々の間から橘峡を見下ろすことができます。橘橋の信号を南に折れると、食堂「たちばなや」の先に渓谷へ下る遊歩道の階段があります。都道沿いにある遊歩道の一番奥の階段を下れば吉祥寺の滝へ至ります。

神戸岩(かのといわ)東京都天然記念物
高さ100メートルの岩盤が両側にそそり立つ奇勝「神戸岩」は、2億5千万年前の露出した地層が神秘的な景観を創り出しています。廊下状の狭い谷には神戸川の清流が、岩盤を響かせながら駆け下っています。その流れに沿って遊歩道があり、鎖を頼りに通 り抜けることができます。帰路は林道のトンネルを通れば戻ることができます。ただし、カーブしたトンネルなので数メートル暗闇になる区間があります。

●北秋川に沿って都道を遡り、檜原郷土資料館の250メートルほど先にある神戸大橋(青色)の手前を右折すると左手の流れは神戸川です。神戸の集落を抜けて山間へ入り、渓流に沿って山奥へ進むとトイレ付きの駐車場があります。ここから徒歩で3分ほどです。

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